Surface Go LTE Advanced の「LTE Advanced」って何?
Surface Go の「LTE機能付き」と「WiFiのみ」の機種、どっちがいいの?
…とお悩みの方へ、
LTE(LTE Advanced)つきの Surface Go がどんな機種か、どんな風に使えて、(LTEなしの機種と)どう違うのかレポートします。
この記事の内容:
「Surface Go LTE Advanced」ってなに?
LTE-Advanced とは
LTE-Advanced(エルティーイー・アドバンスト)は、スマホなど携帯端末の高速データ通信の方式。いわゆる4G(フォー・ジー)の一種で、そのなかでも特に通信速度の速い規格です。
「Surface Go LTE Advanced」は、LTE-Advanced(4G)通信に対応した Surface Go(サーフェス・ゴー)のこと。
ざっくりいうと、
「Surface Go LTE Advanced」は、SIMカード(※)の差しこみが可能で、Wi-Fi が使えないところでもネットにつなぐことができる《スマホみたいな通信機能》つきの機種、です。
(※)SIMカードについて:
SIM(シム)カードは、スマホなどに入っている小さなICカード。このカードが入っていることで 4G 等の通信が可能となり、Wi-Fiがない環境でも通信ができるようになります。
「Surface Go LTE Advanced」に入れられるSIMカードのサイズ規格は、nano SIM(ナノ・シム)。
公式通販に「Surface Go LTE Advanced」は、ある?
「Surface Go LTE Advanced」は、公式通販にもあります。
「Surface Go LTE Advanced」は「Surface Go」の一種。
「Surface Go」ページの機種の選択欄に「128 GB / Intel 4415Y / 8 GB RAM / LTE」と記載されているのが「Surface Go LTE Advanced」です。
「Surface Go」の LTE Advanced 機種って、Wi-Fi 使えるの?
Surface Go の「LTE Advanced」機種は、LTE も WiFi(ワイファイ)も両方使えます。
公式通販の機種選択欄に「128 GB / Intel 4415Y / 8 GB RAM / LTE」「128 GB / Intel 4415Y / 8 GB RAM / WiFi」と記載されており、
あたかも LTE か WiFi か選ぶような雰囲気がありますが、LTE 機種は、WiFi に加えて、LTE Advanced も使えるようになっている機種です。
(「LTE機能付き」とか「LTE + WiFi」とか表示してくれたら、もっとわかりやすいのにな…と思う。)
- Surface Go「LTE(LTE Advanced)」… LTE + WiFi
- Surface Go(WiFi)… WiFi のみ
「LTE Advanced」って、どんな風に使えるの?
LTE Advanced 機能が使えれば、Wi-Fiがないところでもインターネットに接続できます
Surface Go LTE Advanced は、SIMカードの差しこみが可能で Wi-Fi が使えないところでもネットにつなぐことができる《スマホみたいな通信機能》つきの機種。
Wi-Fiが使えないところでもインターネットにつないでパソコン作業したい人、いま現在(ポケットWifiなど)モバイルWi-Fiルーターを一緒に持ち歩いてるけど パソコンだけ持って出かけられたらな~と感じている人 は、Surface Go LTE Advanced を検討する価値あり。
ただし、Surface Go LTE Advanced を買えば直ちに LTE Advanced が使えるわけではなく、LTE Advanced の機能を活用するなら、通信契約が必要になります。
Surface Go LTE Advanced で、テザリングも可能
メーカーさんに確認すると、「モバイルホットスポット」を設定すればテザリング可能、とのこと。
Surface Go LTE Advanced をルーターとして、近くにある他のパソコンにインターネット接続を提供することができます。
Surface Go LTE Advanced が対応しているのは「データ通信」のみ
Surface Go LTE Advanced が対応しているのは「データ通信のみ」だそう。つまり、インターネットへの接続はできますが、音声通話はできません(※)。
(※ ここでいう「音声通話」は、[090]か[080]か[070]で始まる電話番号での音声通話のこと。Skype、LINEなど、アプリを使った音声・映像等の通信は、データ通信のみで可能です。)
そのため、Surface Go LTE Advanced 用に通信契約をするなら、音声通話が付属していない、データ通信のみ(データ通信専用)のプランがオススメです。
Surface Go LTE Advanced は、どの会社のSIMが使える?
Surface Go LTE Advanced は nanoSIM を入れられる《SIMフリー》仕様で、日本国内の携帯電話会社の多くに対応しています。
対応バンドは「1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,19,20,25,26,28,29,30,38,39,40,41,66」。
docomo(NTTドコモ)、au(KDDI)、SoftBank、IIJ の4社は、相互接続性試験(IOT)で動作確認済み。
「LTE あり」と「LTE なし」の Surface Go、どこがどう違う?
「LTE あり」と「LTE なし」の機種ではどんなところが違うのか、まとめました。
性能のバリエーションが「LTE あり」は少ない
2019年2月現在、LTE機能なしの Surface Go は 2種類あるのに対し、LTE機能ありは 1種類のみ。
LTE機能つきの Surface Go は、現状、「128GB SSD / Intel 4415Y / 8GB RAM」の性能モデルだけです。
機能と端子の違いは、LTE に関する部分だけ
機能の違いは、LTEの有無のみ。
端子は「LTE あり」の機種では、nanoSIM の差しこみ口が追加されています。
タイプカバー(キーボード)も「LTE なし」の Surface Go と、同じものが使えます。
重量は「LTE あり」が 10g だけ重い
サイズや厚みは同じですが、重さが少し異なります。
Surface Go(128GB SSD, LTE あり) 約 532 g
Surface Go(128GB SSD, LTE なし) 約 522 g
バッテリー持続時間が「LTE あり」は約30分短い
Surface Go(LTE あり) 最大 8.5 時間の動画再生が可能
Surface Go(LTE なし) 最大 9.0 時間の動画再生が可能
価格が「LTE あり」は、1万5千円くらい高い
同じ性能の機種を比べると、LTEの有無で 15,120 円の差があります(※マイクロソフト公式通販価格を比較)。
Surface Go(128GB SSD, Intel 4415Y, 8GB RAM, LTE あり) 98,064 円(税込)
Surface Go(128GB SSD, Intel 4415Y, 8GB RAM, LTE なし) 82,944 円(税込)
【まとめ】 LTE Advanced アリとナシ、どっちがいい?
LTE Advanced 機能の有無についてどちらがいいかは、どういう使い方をしたいかによって異なります。
Wi-Fiが使えない環境でもスムーズにインターネットにつないでパソコン作業したい人には LTE Advanced アリ の Surface Go、オススメです。
逆に、Wi-Fiがあるところでしかパソコンを使わない人、新たな通信契約はしないな…という人は LTE Advanced ナシ の機種でもよさそうです。